高校時代の夏休み中は、部活三昧でありました。

俺「せんせーおはよーございます。」

せんせ「おーなんやエライしんどそーやないか。二日酔いけー?」

俺「そーなんすよ。昨日はブラバンのみんなと盛り上がってもうごっつ気持ち悪いんすよ。」

せんせ「ちょっと職員室きなさい」

普段から慣れ親しんでる先生も、流石に教え子達が酒を飲んでるとあってはお説教するんかな、と思っておりましたら、先生職員室の冷蔵庫から卵を取り出しまして

「これが二日酔いにはよく効くんや」

と言いながらコップに入れた卵黄に塩胡椒とオイスターソースとケチャップを少しずつかけ、俺に飲め!と手渡しました。これが名高いプレーリーオイスターとの初めての出会いでしたが、二日酔いに効くどころか、余計に胃が気持ち悪くなりました。同じように二日酔いで部に来たヤツはみんなコレ飲まされてたみたいで、あの日の合奏はみんなゾンビみたいな顔しとりました。

今日カウボーイビバップのヘビメタルクイーンの回を見てたら、主人公のスパイクが「二日酔いに効くんだ」と言いながらプレーリーオイスターを鼻つまんで一気飲みしてまして、あぁ高校時代にこんなん飲まされたなあ〜、と感慨に耽っていたわけであります。そんなわけでうちの高校もあと二年で廃校です。最近ひどく悲しいのです。